人前で自分の意見を言うのは緊張しますよね。
誰でも少しは緊張するとは思うのですが、人によって緊張する度合いが違います。
ほとんど緊張せず喋れる人もいますし、緊張して自分の意見が言えない人もいます。
昔の私は、緊張して人前で自分の意見を言うことができませんでした。
そして、終わった後に思い出して言えなかった自分に落ち込んだりしていました。
しかし、今では昔ほど緊張せず、必要なことは大勢の人がいても言えるようになりました。
特殊かもしれませんが、私が意見が言えるようになったことを書いてみたいと思います。
自分の意見を言うときの心情
私の場合、意見を言ようとした時に、以下の2つを考えてしまって言い出せませんでした。
1.自分の意見が否定されるのでないか
2.しょうもない意見だと笑われるのではないか
人は誰でも、自分の意見が否定されたり無視されたり馬鹿にさせたりはしたくないものです。
人はそれぞれの意見があることは理解できており、自分の意見が否定されることもあるし、しょうもない意見だった場合も意見を言ったということ自体が良いと捉え、気にする必要のないことは分かっていますが、傷つくことを恐れるあまり自分の意見が言い出せなくなってしまっていました。
なんとか克服しようと、本を読んだりネットで調べて見たりしましたが改善はしませんでした。
私が克服した方法
そんな私が自分の意見を言えるようになったのは、会社での人事移動によるものでした。
それまでは大勢の人前で自分の意見を言わなくても問題ない業務だったのですが、ある事情から大勢の人を教育する業務に変わりました。
最初は苦痛でしたが、慣れというものは恐ろしいもので、緊張して自分の意見が言えなかった私も強制的に自分の意見を言わないといけない状況に置かれたので、少しずつ自分の意見を言っているうちに慣れてきてあまり緊張しなくなってきました。
私のように強制的に自分の意見を言わない状況となれば、誰でも慣れてきてそれほど緊張せずに自分の意見をいうことができるようになると思います。私ができたのですから。
しかし、自分の意見を言うことができない人が、自分が喋らないといけない環境に自ら行くことはないと思います。私ももし自分の意思で異動先を選べれるならば選んでなかったと思います。
では、どうすれば良いのかを考えてみたいと思います。
性格は変わらないものと開きなおろう
ある人からこういうことを聞いたことがあります。
「今まで人を見てきて、性格が変わった人に会ったことがない。考え方が変わって真面目になった人はいるが基本的な性格は変わっていない。だから性格は変わらないと思っている。」
この言葉を聞いて、なるほどと思いました。
言われてみて私も考えてみましたが、性格が変わった人は思いつきませんでした。
ということは、私も緊張せず自分の意見を言えるように自分の性格を変えようと努力してきましたが、無駄なことをしていたのではないかと。
もしかすると性格が変わる人もいるかもしれませんが、変わった人が思い浮かばないぐらいなので居たとしても貴重な存在のはずです。
それならば
「性格は変わらないと考え、性格を変える努力は止めにしよう」
そして
「性格が変わらないのであれば、これが自分と開き直ろう」
ということです。
開き直ると人間強いです。
何をしようと変わらないのならこれが私のやり方(性格)と開き直ると自分の意見を言いやすくなります。
また、言ったことについて反省する必要もありません。「反省しても変えようがないのだからどうしようない」と開き直ったら良いのです。
人は他人のことは気にしていませんので、他人が否定されても、しょうもない意見を言っていてもほとんど気にしません。気にするのは自分だけです。あなたも他人が否定されている場面を見ても気にしていないと思います。
なので、気にせず自分の意見を言っていけば良いのです。
いきなりは無理なので、最初はとりあえず1つだけ自分の意見を言うことを義務として行動していけば少しずつ変わっていくと思います。
まとめ
これが自分の性格と開き直って生きていこう。
そして、少しずつ自分の意見を言っていこう。
そうすれば、慣れてきてそれほど緊張しなくなる。
私にできたのですから、誰でもできるはずです。
あともう1つ、何か新しいことをやる時には「あの人だからできたのであって自分には無理だ。」ではなく「あの人ができたのだから自分にできないことはない」という考えで行動して頂けたらと思います。